Sekar Sandat
- satomiohno
- 2017年2月11日
- 読了時間: 2分
「何かをスタートする時は、満月の良い日を選ぶと良いよ。」
そう教えてくれたのはお世話になった師匠の一人、
Cok Istri Putri Rukmini氏(通称チョップリン)でした。
私は2010年からインドネシア政府奨学生ダルマシスワとしてISI Denpasarに留学をしました。
最初は学校の近くのアパートに住んでいましたが、
チョップリンに出会いレッスンを受けていくうちにもっともっと学びたくなり、
先生のご自宅に住ませてもらいながらレッスンを受けていました。
先生の家には1年半ほど長期でお世話になりました。
その後留学を終えても実家に帰るような気分で、お世話になっています。
2013年に3年間の留学を終え帰国し、日本での生活をしながら踊る中で
バリ舞踊を続けることを疑問に思う時も、気持ちよく踊れない時期もありました。
でも色々な思いを感じるうちに、「やっぱりバリ舞踊が好き」と思えるようになり、
「これだけは守って続けていきたい」というものが見えてきたような気がします。
2016年12月に、恩師に会いに数日間バリへ行きました。
この恩師についてはまた後日ゆっくり書きたいと思います。
その時にチョップリンに「これから活動をしていきたいので、グループ名をください」と、お願いをしました。
何か活動を始める時には先生に名前をもらおうと、前から思っていました。
先生は数日考えたのち、
「SEKAR SANDAT(スカール・サンダット)」
という名前をつけてくれました。
その後先生はSekar Sandatの歌がバリにあること、
特に女性の生き方に例えて歌われていること、その意味などを教えてくれました。
イランイランの花は、見た目は一見葉っぱと見間違えてしまうような、言ってしまえば"地味"な花です。
しかしその香りはとても強く、摘んでも、しおれても、香っているのです。
控えめであまり目立たないけれど、でもずっと良い香りを放っている。
そんなイランイランの花と、自分が「大切にしていきたいもの」がその時とても重なりました。
バリでは道端に落ちている小さなお供え一つにも、意味があります。
そこには色とりどりのお花が添えられ、時にはイランイランの花も添えられます。
小さくても、確実に意味があるもの。
イランイランの花の香りを感じるように、踊りから物語を感じられる踊りを踊ること。
花がずっと香り続けるように、先生に教えてもらった大切なものを、守り続ける事。
そんな想いのこもったグループ名です。
先生に教えいてただいた2017年2月11日の満月の日に、スタート致しました。
どうぞよろしくお願いいたします。

Комментарии