鳩ヶ谷氷川神社七夕祭り。ありがとうございました。
- satomiohno
- 2018年7月8日
- 読了時間: 4分
昨日七夕の日は、鳩ヶ谷氷川神社で開催された七夕祭りでバリ舞踊を踊らせていただきました。
観に来てくださったみなさま、どうもありがとうございました。
鳩ヶ谷氷川神社は、子供のころから本当に慣れ親しんでいる場所で。
神社の隣にある小学校へ通い、神社の坂を下ったところにあるバレエスタジオでバレエを習っていました。
そう考えると子供のころは毎日のように神社の横を通っていました。
だんだんと同じ道は通らなくなり、日本を出ることも多くなったけれど、自分の気づかないところで地元の神様にはずっと守ってもらっているんだと思います。
バリ舞踊も本来は神様への捧げものであったし、今でも寺院でのお祭りの時にお祈りを終えた人たちの娯楽の場として踊りや演奏、演劇があります。
今回はそんなバリでの芸能の身近さ、大切さ、人との繋がり、、、そういったものに近い形で地元の神社で踊れたこと、本当に幸せでした。
日本ではまだそんなに目にする機会が多くないバリ舞踊も、バリではとっても身近なものです。
私はバリでの芸能の「身近さ」というところにとても惹かれています。
隣が知らない人であっても、同じものを見て、同じものを感じて、笑い合い、、そんな時間を過ごしていると、そこにいる全員が仲間のような、親しい人のような感覚になってくるんです。
私はバリでは外国人なのに、何度もそういった空間の中に混ぜてもらいました。
隣に座った見知らぬおばあさんが大ウケして、私の膝を叩いて笑った事もありました。
バリ語も分からず、日本にはない人との距離感に最初はぽかーんとしていましたが、だんだんと「分からなくても、まぁいっか!楽しい空間なんだし!」と思えました。バリでのとても印象に残っている出来事です。
バリ舞踊もストーリーがあったり、キャラクターがあったりと、解説が必要だったり理解してもらったほうが楽しめることもありますが、
私がなにより一番だなぁ思うのは「分からなくても楽しい!」と感じてもらえることです。自分がバリで感じたように。
そのためにはもっともっと努力をしていかなければいけないけれど、その空間を目指して日々できる事を一つ一つ、頑張っていきたいと思います。
昨日の演目は3つ。
一曲目は歓迎の踊り「ペンデット」。

今回は去年からレッスンをスタートした生徒さんの初舞台でもありました。
堂々と、踊れていました!とても、楽しかったそうです。

続いて二曲目は戦士の踊り「バリス」。
男性のバリ舞踊家、小林隆一さんに友情出演して頂きました。

やはり男性舞踊が入ると、演目に厚みが出ます。
力強さ、勇ましさ、優しさ、、男性の踊り手にしか出せないものは、沢山あると感じます。
そして三曲目は傘の踊り「トゥドゥン・サリ」。

最初の古典的な2曲に比べ、比較的新しい踊りです。バリ舞踊にしては斬新なステップも満載。
頭飾りがなんだか日本の夏祭りっぽいです。
沢山の方がじっと観てくださり、時にニコニコしてくれて、とても嬉しかったです。
バリ舞踊を初めて見るという方も沢山いらっしゃいました。
少しでも、一瞬でも、「楽しかったな」と思って頂けたら幸せです。
そして帰宅すると、なんとバレエの先生から立派なお花のギフトが・・・!!

バレエの先生も、見に来てくださっていました。
踊る楽しさ、踊る時の心持ち、衣装の扱い、人との関わり。全てを教えてくれたバレエの先生。
常に「美しい踊りは、美しい心から」というモットーで、踊りだけでなく人としての礼儀も、いつも厳しく指導してくださいました。
こうして今バレエでなく違う踊りを踊るようになっても、いつも応援してくれる先生の懐の深さと優しさに、頭が上がりません。
先生のように、常に情熱を持ち大切にしたい事がブレない人でありたいと、いつも思っています。
当日は母や母の友人にも沢山手伝ってもらいました。お陰様で安心して踊りにだけ集中する事が出来ました。ありがとうございました。
七夕祭りのスタッフのみなさん、そして鳩ヶ谷氷川神社様、本当にありがとうございました。
これからも、いろんなものが「身近」になっていく活動が出来たらいいなと思っています。
どうもありがとうございました。


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