月洲寺秋彼岸会「バリ舞踊と法話」
- satomiohno
- 2019年9月3日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年9月25日
夜の音が、セミの鳴き声からすっかり秋の虫の声になりました。もうすぐ秋のお彼岸。
今年も23日のお中日に、月洲寺本堂にてバリ舞踊を奉納させていただきます。

今年で3回目となりました。
こちらは昨年の様子。


バリ島に留学して間もない頃、お祭りでとても印象的だった出来事があります。
夜から明け方まで続くお祭りを座って見ていた時でした。劇仕立てになっていて、その中には日本のお笑いのような要素もあります。ただ、全てバリ語でお話が進んでいくので、、バリ語の分からない私には眠くなってしまう時間帯です。
ウトウト観ていると、隣に座っていたおばさんが大ウケして私の太ももを叩いてきました。突然の事にびっくりしておばさんを見ると、おばさんは私が日本人でポカーンとしているのも何も気にせず、とにかく楽しそうに笑っていました。その後もしばらく太ももに手を置かれて、バリ人の”相手との距離感のなさ”にとても驚いたのですが、ふと周りを見たらそのおばさんだけでなく、隣の人も、前の人も、その周りの人も、、みんな楽しそうで、距離感だとかそんな事はどうでもいっか、と思いました。
外国人だとかそういう事を何も関係なく迎え入れてくれて、その空間の一部になれているような気がして、とても幸せだと感じたことを、今でもよく覚えています。言葉が分からないのも、そんな事もどうでもいっか、とさえ思いました。
その場にいる人全員で、その空間をシェアしていたんだと思います。
バリ島では、そういう場面がとにかくたくさんあります。
「バリ・ヒンドゥー教」の信念や哲学としてみんなが信じているものを、芸能や儀礼を通してそこにいるみんなでシェアする。
でもその感覚って多分初めての感覚ではなくて、、、なんとなく過去に経験がある、懐かしい感じ、とも思いました。いろんな場所で日本でもそういう状況はあると思います。でも、お寺で法話を聴く時間って、とてもその感覚に近いと思いました。
当日本堂に集まる方々は、檀信徒のみなさまかもしれない、ご近所のみなさまかもしれない、もしくは電車に乗って遠くから来てくださる方もいるかもしれない。
でもその約45分の時間を、そこにいる皆さまで共有し、仏教やバリ・ヒンドゥー教という違いも越えて、何かを感じて頂けたら、、、とても嬉しいです。
当日は、どなた様もご自由にお入りいただけます。入場は無料です。
バリ舞踊と法話は大体45分前後を予定しております。その後12時から法要がありますが、こちらもご自由にご参加いただけます。
日時:9月23日(月・祝) 11:00より
場所:月洲寺 本堂にて http://gessyu-ji.tokyo/
入場:無料
月洲寺|臨済宗 南禅寺派
〒110-0012 東京都台東区龍泉2-15-11 東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」より徒歩約7分です。
ぜひ、お誘い合わせの上お越しくださいませ。
#月洲寺 #秋のお彼岸 #お中日 #秋彼岸会 #法話 #バリ舞踊 #バリ舞踊奉納 #バリ舞踊と法話
Comments