美味しい音
- satomiohno
- 2018年10月17日
- 読了時間: 2分
今日のレッスンのアップの時に、竹のガムラン「リンディック」のCDを流していました。
するとそれを聞いていた生徒さんが、「なんか美味しい音がする~」と言ったんです。
その一言で、私もすっかりバリへトリップしてしまいました。
生徒さんの頭の中はきっと、竹ガムランのリンディックの音→バリ島のレストランでよく流れていたり生演奏がある→バリのごはんが出てくる→・・美味しい♡
になったのだと思われます。。
そういった感覚や表現って、とっても素敵だなぁと思いました。
ちょっとマニアックな話になりますが、確かにリンディックの音って私もレストランやホテルのロビーのイメージが強くて、もう少し笛だったり水の流れる音だとかが入ってくると、スパとかのイメージになっていきます。
不思議なことに記憶としては覚えていなくても体感で覚えていることってたくさんあって、そこに触れた時にふわっと記憶が戻ってくるあの感覚、とても好きなんです。
踊りも一緒で、いくら頭で考えて覚えようとしても覚えられなかったことや出来なかったことが、ちょっとしたイメージやあまり考えすぎず体がいいところにフッとはまった時に、「あれ?これか?」という感じで分かるようになる事ってとても多いです。そうやって体で、体感で覚えられたことって体は素直にずっと覚えてくれていて、しばらく使えてなかったり頭では忘れていても、またその感覚を体感すると前の記憶がぐっと蘇ってきたりするから、不思議です。
その時はなんでもない事かもしれないけれど、体はしっかり覚えてくれている。だから美味しいものをたっぷり美味しいと感じたり、楽しいものをたっぷり楽しいと感じたり、楽しい事だけじゃなく嫌なことも大変なこともしっかり感じるって、とても大切と思います。
何でもない事を頭で判断しないで身体で感じること。踊りや表現ってそういった小さな日常感覚の積み重ねなのでは?と思うのでした。

美味しい音と一緒に思い出されるのはのどかな田んぼの風景。
#美味しい音 #リンディック #バリ舞踊 #体感
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