月洲寺バリ舞踊奉納、終了しました。
- satomiohno
- 2017年3月25日
- 読了時間: 3分
月洲寺春彼岸会バリ舞踊奉納、終了いたしました。お越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました。
当日は暖房もいらないほど暖かく、本堂の外から観てくださる方もいらっしゃいました。
”すべてのいのちに感謝する”日である春のお彼岸のお中日に、バリ舞踊を通してご先祖様や仏様に感謝の意を捧げる事が出来、とてもありがたい思いでした。
そしてバリ舞踊をまだ観たことのないたくさんの方に間近で見て頂けた事はとても幸せでした。
踊りや衣装、バリのお香の香りや音楽、そしてその場の空気や雰囲気から、少しでも”バリ”を感じて頂けたら嬉しいです。
当日の様子を写真で少しご紹介します。
まずは、和尚様のお話で幕開け。

一曲目は「ガボール」。歓迎の踊りです。踊り手は乾真梨子、大野里美。


南国の踊りなので本来頭に付けるお花はプルメリアなど南国のお花ですが、今回は春も間近なお彼岸でしたので桜の花を使用しました。
バリでは”ボコール”というお皿の中にお花を入れて踊りますが、今回はお寺での法要という事で蓮の花びらの形をした散華紙と、そのお皿を月洲寺さまからお借りしました。
ヒンドゥー教ではお祈りで生花をまいていたそうですが、インドから中国へ伝わり仏教となる過程で紙の文化の影響を受けて、散華紙というものが使われるようになったそうです。表現方法は違くても、原点は一緒なのだなぁと思いました。

曲の最後ではお皿から桜の花びらと散華紙を撒きました。
二曲目は「ウィラナタ」。気品と強さを併せ持つ王様の踊りです。踊り手は乾真梨子。

”強い”キャラクターにも色々とあります。荒々しい強さなのか、威厳と品のある強さなのか、若さとパワーに溢れる強さなのか。
その繊細で細やかな表現を追求するのがバリ舞踊の深さと魅力の一つだなと、とても感じます。

こうして見ると衣装の紫とお寺の中にある紫がとてもリンクしているのが不思議。
三曲目、最後の演目は「オレッグ・タムリリンガン」。蜜蜂の求愛の踊りです。女役は大野里美、男役は乾真梨子。


花畑を一匹のメス蜂が飛び回っていると、そこへオス蜂が現れます。

そして段々と距離を縮め恋に落ちます。


この翌日3月21日には、東京で桜の開花宣言がありました。「寒さ暑さも彼岸まで」。まだまだ朝晩は冷え込みますが、確実に春の匂いを感じます。
初めての試みでどれだけお客様が来て下さるか、どんな風に見て頂けるか不安もありましたが、予想以上のお客様にお越しいただき本当にありがたかったです。
月洲寺和尚様とご家族のご理解とご協力、そしていつも多方面のサポートをしてくれる家族にも感謝の気持ちでいっぱいです。
月洲寺さまでは先月2月9日に父の13回忌法要をしていただいたばかりでした。
小さなころから(お腹の中にいる頃から?)お世話になっている月洲寺さまで、沢山の方とあたたかな時間を共有できたことが本当に幸せです。
春のお彼岸は「すべてのいのちあるものに感謝をする日」。
私たちバリ舞踊ユニット”プラナ”の由来とテーマは「いのちある踊りをすること」。
なんだかとてもありがたいご縁だと、つくづく思いました。
今後もより一層バリ舞踊の魅力を沢山の方に間近にお届けできるように、もっともっと精進していきます。
本当に、どうもありがとうございました!!

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