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月洲寺秋彼岸会

更新日:2020年9月25日

月洲寺秋彼岸会「バリ舞踊と法話」終了致しました。

お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。


今回で3回目でしたが、とても穏やかな時間の中、最後まで終えることが出来ました。



まず、和尚様のご挨拶から。

時に心がふっと軽くなるような笑いを織り交ぜてお話してくださる和尚様。出番を待つ私たちも、ふと心が軽くなる瞬間がありました。


そして、一曲目は歓迎の踊り。


通常は、みんなお揃いの色のカイン(布)を巻いて踊りますが、今回はあえて3人違う色にしました。ヒンドゥー教のシヴァ神、ブラフマ神、ウィシュヌ神には、それぞれを象徴する色があります。破壊の神シヴァ神は白、創造の神ブラフマ神は赤、維持の神ウィシュヌ神は黒(緑)です。


以前、プラナの3人でその神々の踊りを踊ったことがありました。途中お面をつけるのですが、そのお面が白・赤・緑の3色でした。


この世の全てのものは、創造維持破壊を繰り返して成り立っています。今回3人で踊れるという事もあり、そういった意味を込めて3色のカインを使いました。


最後にはお花と、散華紙を撒きました。色んな絵柄がありとても綺麗なので、喜んで持ち帰ってくださる方も多かったです。


そして和尚様の法話の時間。


テーマは「禅定(ぜんじょう)」=「心を整えること」でした。

「心を整える事は、なにも瞑想や座禅を組まなければ出来ない事ではなく、美しいものを美しいと思う、美味しいものを美味しいと思う、その事が既に心を整えることですよ」と、以前打ち合わせをした時に和尚様が話して下さいました。「心を整えること」は、「一つ一つ味わって丁寧に生きること」に繋がっているのかな、、と思います。


和尚様の後に、少しだけお話をさせて頂きました。

鳥の格好で話をする…ちょっとシュール。。


人様の前でお話をするのはとても緊張してしまうのですが、、この時は、お話をしながら少しずつ心がほぐれていくのを感じていました。きっと和尚様のお話でこの場の空間が既に一つになっていたのだと思います。私はあまり「一人で前に立って話している」という感覚がなく、「この空間の一部」としてここに立っている感覚でした。皆さまリラックスした状態で聴いてくださり、とても嬉しかったです。バリ島のお祭りで感じるような、”その場にいる人全員で、一つの空間を共有する”という状況だったような気がします。


そして2曲目は水鳥の踊り。

冠は鳥の形になっていて、羽があり、腰に巻いた布は鳥のしっぽにも見えます。



一曲目の歓迎の踊りとは雰囲気の違う、動物らしいメリハリのある動きが特徴です。


少しでも日常の忙しさや考え事を脇に置いて、法話とバリ舞踊、そしてこの空間全てを味わって頂ける時間になったら嬉しいです。私たちがリラックスして楽しんでいる事で、ご先祖様が安心してくれて、いつも見守ってくれている感謝の気持ちにも繋がったら…と思います。

偶然にも、和尚様の袈裟とバリ舞踊の衣装が同じ紫でした。仏教とバリヒンドゥー教ですが、元々は同じインドのお釈迦様から派生したもの。表現の仕方が少し違うだけで、1番根っこの部分は共通しているのかな…と改めて感じた1日でした。


私自身もとっても幸せな1日でした。

また、このような空間を創り上げる事ができる日まで、一つ一つ丁寧に味わっていきたいと思います。


どうもありがとうございました。


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