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バリ舞踊の醍醐味

更新日:2020年9月25日


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バリ舞踊は宗教性の強いイメージがあると、時々耳にします。"神々の島"というバリ島のキャッチコピーの影響もあってか、"神聖な踊り"のイメージが強まるのかも知れません。でもそれはバリ舞踊の、ごく一部だったりします。


確かに発祥は奉納舞ですが、現地での観光向けの定期公演や、日本で踊られている演目などは、娯楽のための踊りに分類されるものです。


自然の美しさや動物の機敏さ、人間の日常生活から喜怒哀楽の表現まで、ふたを開けるととても私たちに身近な演目が沢山あります。


この写真は極楽鳥のオスとメスの求愛を描いた踊りです。オスが自慢げに羽を広げたり、二羽でくるくると回ったり、森の中では本当にこうして鳥が飛び回っているのだろうなぁと、想像力を掻き立ててくれる演目です。


バリ舞踊は"神聖なものだけではない"ですし、むしろ、そこを起源とした繊細で丁寧な表現を楽しむことが、バリ舞踊の醍醐味だと感じています。


"神々の島"というキャッチコピーも、私たち日本人が忘れがちなことをバリの人たちは今も丁寧に実践していて、それを私たちは宗教の儀式というフィルターを通して見るから神々しく神聖に見えるわけで…神様はどこにでもいると思います。だから何か特別な事ではなくて、一つ一つを大切にしているかどうか、なのだと思います。私はバリ舞踊を通して様々な大切な事を学ばせてもらっています。


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